がん患者が既往症,合併症をもっている場合は少なくない。
しかし,どのように抗がん剤を投与すればよいか明確化されていないことが多く,現場の医師はこのようなハイリスクがん患者に対し,投与量などを調節しながら治療を行っている。
本書は2013年に初版が刊行されたが,その後に適用となった新規薬剤,新規治療法,新たに明らかになったエビデンスを加筆,新規項目を追加した改訂第2版である。
最近注目されている免疫チェックポイント阻害薬の使用と,それに伴う有害事象(irAE)についても言及している。
ハイリスクがん患者が多く集まる代表的な市中病院である虎の門病院の医師を中心に,豊富な治療経験をもつ執筆陣により,基礎疾患をもつがん患者の,がんと基礎疾患の両方に対する治療法を解説する。
メジカルビュー社HPより
こんな読者におすすめ
・すべての腫瘍内科医
・臓器障害をもつ患者に対する化学療法を検討している
少なくとも自分の周りの腫瘍内科医は殆ど持っている(気がする)一冊
ガイドラインに載らないハイリスク患者に対する化学療法のTipsが記載されており
実臨床に即した内容となっており、臨床に困った際に適宜参考にできる実用書
「肝障害」「腎障害」「透析患者」「間質性肺炎」「低左心機能」における化学療法など
実臨床でまさに問題となる症例における、レジメンの選択や減量などが記載されている
合併症をもつ患者は、殆どの臨床試験からは除外されているため大きなデータはなく
症例報告・集積からのデータ蓄積となっているのが実情であり、安全に化学療法を行ううえでとても実用的
合併症がある、リスクが高い、というだけで不必要に治療適応外とされてしまうケースが多くあるのも事実であり
適切にかつ安全に化学療法を届けられることは、腫瘍内科医の重要なスキルだと思います
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