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「米国緩和ケア専門医が教える あなたのACPはなぜうまくいかないのか?」

https://www.amazon.co.jp/dp/4758322422?ref=ppx_yo2ov_dt_b_fed_asin_title

コミュニケーションとは生来のセンスでするものではない。
手術手技と同様に,なぜそうするのか明確な理由があり,誰もが身につけることのできる「スキル」である――。

日本での外科研修を経て渡米し,紆余曲折を経て米国日本人緩和ケア医となった著者が,あなたのACPはなぜうまくいかないのか,「3ステージプロトコル」に沿って解き明かす。
自分が今,会話のどの時点にいて,何をしなくてはならないかを客観的に理解し,緊張したり混乱しがちなACPの場面で冷静に対応することができるアプローチである。

相手の理解力を確かめる,病状は2分以内にまとめる,医療者は会話の50%以上話してはいけない,質問にはワンワードワンセンテンスで答える……,「何をすべきで,何をすべきでないのか」をスキルとして明快に解説。

米国で直接指導する研修医だけではなく,もっとたくさんの人を教育できればとSNSでも日々発信する著者のプロフェッショナリズムを体系的にまとめた待望の書籍である。

メジカルビュー社HPより

こんな読者におすすめ
・日々の病状説明がなんとなくしっくりきていない
・色々と喋ったのに伝わっていない
・早期からのACPというが、どう切り出していいの変わらない

思い返すと医師は毎日説明を繰り返していると思う
形式張った「病状説明」だけではなく、症状の解釈、身体所見、検査結果の説明、治療・入院の説明など
ただ、説明方法について体系立てて教わる機会は殆どなく、なんとなく指導医の背中をみていいところを取っていく、
というのが殆どではないかと思う

実際に周りをみると、説明が「上手な」医師がいれば、説明が「下手な」医師もいる
口先よりも手技・技術が大事だ、という批判もあるかもしれないが、説明は立派な技法であることが本書を読み進めていくとよく分かる
そして本書で紹介される技法を読むと、すぐにでも明日から試したくなると思う

特に「3ステージプロトコル」はまさに目から鱗が落ちる理論であり、
日々の説明の中で自分がどのステージにいるのか、考えながら話していくことで話しながら迷子になることが避けられる

ACPにおける2つ目のステージである「治療ゴールの設定」は特に重要であり
主治医だからこそ、一緒に考えられる、提示出来ることなのだと感じた

また著者の方は米国で緩和ケア専門医として勤務されている方ではあるが
いわゆる苦痛緩和におけるコンサルタントだけではなく、病棟やICUで難しいコミュニケーション(特に治療継続の判断など)を引き受けている、というのには驚きであった
特に日本では主治医の意向が重視される文化が強いため、他科の医師が意思決定支援にまで介入する、
というのは恐らく抵抗もあると思うが、あくまで第三者として客観的に意思決定の擦り合わせをプロフェッショナルに行ってくれるというのはとても心強いだろう

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